Tesla(テスラ)の新機能が凄まじい
先月Teslaの車のソフトウェアがバージョン8.0にアップデータされました。Teslaの過去のアップデートの中でも今回は一番大きいとも言われています。そのアップデートによって追加された非常に素晴らしい機能を紹介します。
ちなみにアップデートで機能が追加される時点で、もはや車は最大の電子デバイスになりつつあります。
ユーザーインターフェースの更新
Teslaによると、モデルSが発売されて以来のUI(ユーザーインターフェース)の更新になります。運転者が走っている道に集中できるように、欲しい情報がすぐ得られるデザインに改良されました。
お気に入りコンテンツの追加
例えばメディアプレイヤーなどにおいて、お気に入りが画面に表示されるようになりました。これはユーザーが得たい情報を即座に見つけることができるように、という思いが込められています。
マップアプリの更新
操作部分は、運転するにつれ自動的に全画面に表示されるようになりました。さらに主なルートは色付けされるようになりました。ズームなども自動的に行われます。
ボイスコントロールの高機能化
音声での制御機能が充実しました。画面をタップ一回でボイスコントロール機能をオンにすることができます。さらに「音声コマンド」が画面に表示されるため、何を言えば車が思い通りに動いてくれるかが分かります。これによって運転者はハンドルを持つ必要がなくなります。
過熱防止機能の追加
車内の最大温度を設定することができるようになりました。これによって、車がOFFの状態にあっても、設定最大温度を超えないため、ペットや子どもの熱中症を防ぐことができます。
自動運転機能の向上
さらに自動運転の正確さが増しました。例えば、カーブの角度に合わせてスピードが自動調整されます。さらにハイウェイ(幹線道路)の出口を感知して自動的に出口から出れるようにもなりました。
さらに電波探知法を採用することで、障害物をより正確に認識できるようアップデートされています。これは下の画像のように電波発して、その跳ね返りよってTeslaの車は、目の前にいる車以外も感知することができます。この機能により、先に走る車が事故を起こしても対処が可能になります。
自動運転のセーフティ機能
このアップデートで特筆すべきは、ドライバーが注意を払うようにするためのセーフティ機能です。
今のところ自動運転機能は、「半自動」という位置づけであり、Teslaはハンドルを握ることや注意を逸らさないようにすることは必須と伝えています。それにも関わらず注意を無視して遊んでしまうドライバーが出現したのです。
そんな状況を変えるための機能がこのセーフティ機能です。「ハンドルを握りなさい」という音声を無視し続けた場合は、自動的に車は車道の端により始めます。そして駐車をし始めます。そしてこの状態から再び自動運転機能をONにするためには一度駐車しなければならない、というのがセーフティ機能です。
素晴らしいアップデートだと思います。これらの機能を持った車がすでにカリフォルニア中心に公道を走っていることを、業界にかぎらず知っておくべきです。
社会インフラごと巻き込んだ大きな転換期にあり、国家・政府・大企業・ベンチャー・投資家がそれぞれ関連する大きな枠組みです。
さらにTeslaは莫大な車両データ・運転経路・時間などのビックデータを持ちつつあります。今後の展開に期待が高まります。