The Coffee Times

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Veil が Augur をフォークした背景と “AugurLight” で可能になること

Veil は 0x と Augur のプロトコルを使って構成されている予測市場のプラットフォームです。
その Veil が Augur をフォークして AugurLite なるものを開発することを発表しました。このレポートでは、その背景とAugurLiteに関して書いていきます。

背景

Augur には UI とダウンロード用のアプリがありますが、見た目があまりよくないため、Veilのようなチームが良いUXを提供して予測市場に参加する人数を増やすことを狙います。

Veil には 検証済みの Augur 市場のみが表示されます。Veil は0xを使ってオフチェーンでオーダーをリレーするため、ユーザーはガス費用をかけずに注文を自由に送信およびキャンセルできます。

ちなみに現在AugurとVeilの間で流動性は共有されていません。

Veil は、即時決済が可能です。つまりユーザーは1%の手数料で獲得した賞金を市場から引き換えること(redeem)ができます。一方、Augurでは現在、市場が完全に決済されるまで27日かかります。

このように Veil は、流動性を共有しない代わりとしてAugurを進化させつつ、スマートコントラクトの基礎の部分はAugurを使用していました。

 

フォークの概要

しかしつい最近、VeilがAugur v1をフォークし、AugurLite を開発することを発表しました。DDEXが0xとは別のDEXプロトコルを独自に開発することを選択した件に似ています。

以下は、変更点を比較した表になります。

 

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詳細や今後など続きはTokenLabの以下リンクからご覧頂けます。

https://token-lab.org/t/topic/585/