Ethereum Devcon3のVitalikのコメント
メキシコ、カンクンでEthereumの開発者カンファレンスが行われています。
Ethereumの創業者であるVitalik Buterinは、ブロックチェーンの近い将来のビジョンを共有しました。話の中心は、データがサブセットに分割されるシャーディング(sharding)というプロセスについてです。小さいデータパケットを、ノードに格納することができるようになります。(今はフルノードに関してはすべてのトランザクションの履歴全体を同期する必要があります)
ソフトウェアはまだ開発中ですが、このアプローチは、トランザクションコストと処理時間を短縮し、Ethereumの抱える最も解決すべき課題であるスケーラビリティを向上させるためのアプローチだと彼は語ります。
さらに、デプロイは少し先になりそうだそうですが、Pythonでのshardingのproof of conceptは完成に近いようです。
またEthereumの他のプロジェクトにも言及しました。例えばEthereum Virtual Machineのアップグレードについてで、 WebブラウザがEthereumノードとして動作することを可能にする、Ethereum flavored webAssembly(eWASM)と呼ばれるメカニズムになるようです。
さらに 「ステートレスクライアント」と呼ばれるコンセプトが開発され実装されると、クライアントとネットワークを同期させるプロセスを合理化することができます。