英語リスニングのコツを3つだけ紹介させてもらう
こんな記事をTwitterで見つけました。
英語というかSecond Languageとして大切になるのはリスニング能力だと思います。
「いやいやスピーキングでしょ!」という方も多く私も長らくその論調でしたが、いざいろんなシーンを英語で経験すると、リスニング最重要という考えになりました。
理由は、スピーキングは最低限までのレベルに達していれば、最低限コミュニケーションができますが、リスニングは最低限のコミュニケーションをとるレベルがスピーキングと比べて高いからです。
(もちろん目的を何に置くかで変わってきますが、日常生活やビジネスで対面でコミュニケーションをとる場面と仮定してください。)
例えばアメリカ人と話すときに、スピーキング能力が100のうち30しかなかったとします(100がネイティブレベルとします)。こちらは30の能力でも、単語がある程度わかれば、伝わります。流暢じゃなくても文法が崩壊していてもたいていの場合つたわります。
これには2つ理由があって、1つは相手がネイティブなので、単語を組み合わせて推測してくれるからです。2つ目は、コンテキスト(文脈やシチュエーション)から、だいたい言ってることを勝手に想像してくれるからです。
ニューヨークのJFKの空港で、Manhattan、とか Way とか Bus 言えば、相手は「あ、マンハッタンまで行きたいんだな」ということ、コンテキスト(空港という場所や、大きな荷物を持ったいかにも旅行者ぽい格好)から汲み取ってくれるわけです。
ただいざ相手が説明してくるときに、「あそこの場所を曲がって、一番おくのエスカレータを上がった5番ターミナルで待つといいよ。ちなみあらかじめ、チケットが必要で現金しか受け付けないよ」と言われたときに聞きとれないと、なかなか理解できないわけです。
つまりスピーキングが100のうち30あれば及第点なのに対し、リスニングは60ないしは70が最低限必要なレベルになるのです。
これがリスニングが非常に大切な理由です。(もちろんスピーキングもめちゃくちゃ大切です)
さて、前置きが長くなりましたが、私が考えるリスニングの能力をあげるコツを3つ紹介します。
1.倍速トレーニング
意外と効果があります。これは勉強している音源や英語の動画を1.3〜1.5倍に速めて聴くことです。はじめのうちは慣れませんが、そのうち脳の処理速度が自然とキャッチアップされていくため、通常速度で聞いたときに楽に理解することができます。
速いテンポで話されたときは、能力というより、「はやっ!」という脳の「感想」が英語の理解を阻害します。能力というよりは慣れなわけです。そこを対応するいい方法です。
やり方はお金をかける必要はなく、普段きいているものをNHK語学プレーヤーなどに取り込み、速度を調整するだけです。
2.二次元イメージ
ビジュアライゼーションとでも言うのでしょうか。聞きながら、それを頭の中で想像し視覚化します。すると、次きいたことが、前に聞いたこととどう関係するのかが理解できます。これも慣れなので徐々にやっていきましょう。
聞き取って理解しているうちに次の単語や文章が聞こえてきて、情報づまりを起こしてしまって「わけわからない」ということが多いわけです。
それをなくすため、単語が聞こえたら、すぐイメージ化し、おいて次の言葉を聞く、という姿勢がよいです。なれると無意識にやるようになります。
3.話す
過去のポストでも散々いってきました。
オンライン英会話を10000分やった私の身に起きたこと #Skype英会話 #DMM英会話 - The Coffee Times
それだと最初と言ってることが違うじゃないか、と思われるかもしれませんが、そうではありません。あくまでトレーニング方法としての「話す」であり、「聴く力を伸ばすためにも話す」ことが大切です。
話すときの第二言語学習者の脳は、英語の語順を考えます。そしてその語順の言葉を受け入れやすくなります。つまり聞いてすぐ理解できるようになります。
脳科学的にいうと、英語の語順を考えるときに脳の一部が活性化し、同じ部分で聞いた英語を解釈していくため、理解が促進されます。
以上、定期的な英語学習に関するポストでした。
ご一読ありがとうございました。