盛り上がる地図アプリ時代。あなたの周りの気候変動がわかるアプリ。
Esriという会社により作成されたアプリケーションEco Tapestry Map を使えば、地震が起きやすい場所からどのくらい距離があるのか、火山からどのくらい離れているか、という地球の生態系情報を知ることができる。
サイトをご覧になればわかるが、一体何のために役に立つのか不思議に思うだろう。提供されている情報を推測するに目的は以下の2点である。
・一般人の地質学の興味への向上し、関心を高める
・ソフトウェアディベロッパー、データセンタ、不動産のリスクヘッジのため
今となっては立地が重要なパラメータであるデータセンタは、災害の被害受けない場所を求める。不動産も全く同じ理由でユーザーは情報を求める。オバマ政権は、気候変動に対処するアプリやツールを作っている会社に対して、パートナーを組み協力することに決めているため、民間の小さなアプリ・ソフトウェア会社は、環境をトリガーにPRしやすいのがアメリカである。
同様に地図アプリを環境問題の解決に活かそうという取り組みが、現代の伊能忠敬Googleである。
GoogleはAclimaのセンサーを大量に注文、そしてGooglemap用の車へアタッチすると発表。これにより、将来はGoogleMapで、その場所の空気の汚染具合がわかるという。住む場所を考慮するための機能ではなく、Googleの自動運転車が、「空気の汚い場所を運転経路として選択しない」というアルゴリズムを実装するための機能なのだろう。そして地球規模の問題にまた貢献してくれることに期待したい。
photo credit: Snow via photopin (license)