人生を少し変えるかもしれないTED Talk 5タイトル
TED Talkのビュー数・シェア数に基づいた、人気のTED Talkを紹介します。
これらのスピーカーは何年もの研究の結果を教えてくれるため、20分ほどなので、時間をとって見る価値があります。もし時間がなければ後で見てみましょう。
英語の勉強にもなりますし、もちろん日本語字幕で見ることができます。
時間のない人のために、1つのプレゼンだけ要約しました。
1「ボディ・ランゲージが人を作る」
「ボディ・ランゲージ」が「自分自身」に与える影響を測ったAmy Cuddy氏の実験の話です。
実験はまず、被験者を「自信のあるポーズ」・「自信のないポーズ」の2つのグループに分けます。
画像の左が「自信のあるポーズ(High-Powe Poses)」
画像の右が「自信のないポーズ(Low-Power Poses)」
そのポーズを2分間続けたあと、ギャンブルをさせます。さらに唾液を採取してストレスに関連するホルモン量を調べます。
するとギャンブルの際に、「自信のあるポーズ」を2分間とってたグループのほうが、リスクを多くとるという結果が得られました。
次に唾液採取によって、
テストステロン(ストレス耐性を示すホルモン)の値と、
コルチゾール(ストレスで増えるホルモン)の値を測ります。
すると以下の図のように、
「自信のあるポーズ」をとったグループは、ストレス耐性が上がり、ストレス自体が軽減したのです。
反対に、「自信のないポーズ」をとったグループは、ストレス耐性が下がり、ストレス自体は増加していました。
つまり「自信のあるポーズ」を2分間とった人たちは、実際に「自信のある」ように振る舞うようになったわけです。
画像の左図が「テストステロン(Testosterone)」
画像の右図が「コルチゾール(Cortisol)」
たった2分間のポーズが、ホルモン量を変え、脳のパフォーマンスをあげるのです。
プレゼン前や面接前に「パワー・ポーズ」をするようにしてほしいとAmy氏は述べています。エレベーターやトイレの中で2分だけでいいから、科学に基いて自信を高めてほしいと。
そして最後に「tiny tweaks (小さい変化) がBig changes(大きな違い)になる」と締めくくります。
2「愛に関する数学」
数学者のハンナ・フライが、理想のパートーナーを見つけるための豆知識を3つ教えてくれます。その3つとも数学的に証明されていています。出会い系アプリなどのデータを元に、人間の「愛する」という行動を考察します。
3「なぜ "心の傷"に注意をむけるべきなのか」
心理学者のガイ・ウィンチはこう言います。「みんな体の健康は気にするけど、心の健康を気にしない人が多すぎます。(歯磨きはみんなするでしょ?)孤独や罪悪感といった心の傷は、体の健康よりも危険な可能性があります。」
これを見て、心の健康を、体の健康と同じように考えるトレーニングをしましょう。
4「新しい脳の細胞の作り方」
脳を活発にしたくない人なんていますか?
脳科学者のサンリネ・サレットは、新しい脳細胞を作るために必要な3つのことを教えてくれます。「セックス」や「ランニング」が脳に与える影響を調べた彼女の研究を通じて、脳のパフォーマンスをあげましょう。
5「脳卒中になった脳科学者の経験」
この話はTEDの中で最も感動的な話と言われています。
脳科学者のジル・ボルト・テイラーが脳卒中の発作で、どんな体験をしたのかを描写します。死に近づいた経験、自分の「エネルギー」が自分の周りのモノの「エネルギー」と一体化していく感覚、など。
自分の脳の機能(運動、言語、自己認識)が、1つひとつ活動を停止していく様子を観察した驚くべき物語をお聞きください。