The Coffee Times

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ペイパル創業者ピーター・ティール「ビットコインの可能性は大きい!」

・腕利き起業家で一般的に成功者といわれるピーター・ティール氏が「ビットコインは過小評価されている。まだ可能性を秘めている」と言った

ビットコイン以外の通貨のほとんどはskeptical(懐疑的である)と言った

・彼はビットコインを金に例えた

 

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木曜日、Paypal創業者のピーターティールがビットコインについて好意的なコメントをした。

www.cnbc.com

 

ビットコインにはまだポテンシャルがあると語る。「金のように価値を保存する手段として有効であり、必ずしも支払いに使われる必要はない。もしビットコインが、サイバー空間・電子上での金としてのポジションを確立すると可能性が残っている。またビットコインは数学的なセキュリティを土台にしていて、ハックされない。」と続けた。

 

ビットコインには大きな可能性を見出しているが、その他の多くのプロジェクトについては、確信はなく疑問に思っていることもあるそうだ。

今後も大物起業家の参入・批判に目が離せない。

tØ(tZERO)による大規模ICOが来月に始まる

Overstock.comの子会社は、11月にICOを始めると正式に発表しました。

この前ラスベガスでやっていたMoney2020というカンファレンスで明らかになり、ICOはSAFTsトークンを発行することになります(Simple Agreements for Future Tokensの略)。

 

Tゼロトークンは、この会社がつくるATS(Alternative Trading Syste)というシステム内でトレードされることになります。同システムを作りにあたりArgon GroupeとRenGenという企業と協業し、SAFTのトークンセールをします。

 

Overstock.comのCEO兼の会長であるPatrick Byrneは、

「多くの人は疑問に抱いていましたが、信頼度の高いスケーラブルなブロックチェーン技術をつくりあげるためにtZEROチームは懸命に働きました。これらの取り組みはクリプトコミュニティだけでなく、既存のグローバルな機関投資家の興味を引いています。」

と言っています。

 

Byrne氏は今月The International Business Timesに対し、”そのトークンはプラットフォームの支払い使われるためのものである”と話した際に、ICOの単語を口にしました。

彼は適格投資家の参入次第で、$500 millionをセールで集めると予想しています。

(Filecoinの記録抜くのか…)

 

ICOはまずPre-saleという形で11月15日から12月31日まで行われる予定で、集まった資金は、システムの開発や規制チームを雇うなどに使われる予定です。

 

 

参考:https://www.coindesk.com/overstocks-launching-initial-coin-offering-next-month/

Polkadotとは | ブロックチェーン間をつなぐ Web3プロジェクト

Polkadotとは

ICOを実施しているPolkadotは「Web3」という団体の最初のプロジェクトです。

Web3は Gavin Wood氏(EthereumをVitalikと共に開発した)が中心となっている団体で「サーバーのない、分散したweb」をVisionに掲げています。いわゆるWebの次世代規格を構想しています。

分散型のwebソフトウェアプロトコル上でのアプリケーションを作ることが目的ですが、特に最新の暗号学を用いて分散化を保護することに注力しています。

(ちなみにPolkadotは英語で水玉模様の意味)

 

 

 

Web3の活動およびPolkadotについてはGavin自身の動画で語っているので、見てみてください。

youtu.be

今度この内容も少し説明しようと思っています。

 

今回はmediumの記事を和訳しました。そのあと自分の解釈をすこし補足しています。

 

Polkadot is coming...

――

 

我々は今日までたくさんのブロックチェーンとその関連プロジェクトが形になっていくのを目撃してきました。中には、とても機能的でEthereumのようにオープンなものもあれば、一方でZcashのように非常にプライバシー性の高いものまであります。他には、企業の制限条件を満たしてプライベートに運営するために設計されたものも出てきています。

未来には、多種多様なブロックチェーンがそれぞれの特有の、そして1つのことに特化したような状況になるでしょう。現在は、これらのブロックチェーンネットワークは隔離されていて、何もコミュニケーションを取らず、相互運用性(interoperability)もありません。これは課題であり、安全にトラストレスな経済圏を作って当たり前にしていくためには、対処すべき課題といえます。

ポルカドットはブロックチェーンをつなぐネットワークであり、様々なブロックチェーンがメッセージのやり取りをできるようになります。

 

これはものすごく重要なことで、Web3の新しいエコシステムを作るのに大きな役割を果たします。

分散化されたアプリケーション(decentralized appsでDappsとよく言われる)がある世界において、相互やりとりするブロックチェーンは、Dappsに大きな可能性が与えます。(つまりDappが使われる幅が広がるためです。)

privateとpublicのネットワークとオラクル(現実世界からデータをとりブロックチェーンとやりとりをする部分)は素晴らしい分散化サービスを提供するでしょう。

 

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But How?

セキュリティは、Polkadotのエコシステム内にプールされます。これは何かというと、個別のチェーンが最初にトラクション(牽引力)や信頼を得ることなしに "集団安全保障" を利用することができます。

 

Polkadotはさらに、個別ブロックチェーンがもつスケーラビリティ問題を緩和することもできます。並列にトランザクションを走らせることで、それらをパラチェーンとして一度に取引をしてしまうことができます。(parachain)

我々は、トークン所持者がプロトコルを超えて完全コントロール権を持つようなブロックチェーンを創り出しています。つまりすべての権限はリレーチェーンの参加者(トークン所持者)に渡されます。(他のチェーンでいうとマイナーに与えられているような権利のこと、例えばプロトコルのアップデートや修正などのガバナンスのこと。)

(※PoSといったほうが早いですね。)

 

これらがpolkadotトークン所持者に、昔のトレストモデルではない分散型の全く新しいシステムを想像させるでしょう。そして、複数のブロックチェーンを超えた共通のネットワークを作ることを目的としています。

そしてその上にのるチェーンやサービスは、みんなが作ることができます。

 

――

 

以上が和訳でした。

 

簡単にいうと、様々な種類のブロックチェーンをつなぐネットワークということです。パブリック・プライベート両方のブロックチェーンをつなぐことができ、価値の交換だけでなく、情報の交換もできます。トラストレスなトランザクションがシームレスにエコシステム間で連携し、点と点をつなぐような具合で。(Polkadotという名前の通り。)

 

確かに、個別チェーンごとの特徴に特化して多くのチェーンが存在するため、どれが残る / どれが勝つなどと議論がされてきましたが、「共存を許容しお互いの経済圏を繋いでしまって、分散型アプリがより身近になるようにする」というのは実現すれば理にかなっていることに思えます。

つまりAチェーンでしたか使えないアプリがBチェーンでも使えるようになります。もちろん送金系はアトミックスワップでチェーン間の差異をなくすという方向になってきていますが、Dappまでもがチェーンの差異をなくすというのがトレンドのようです。

 

例えば、これを使うと、ブロックチェーン関連会社がクラウドセールを行うときに、参加者に銀行のプライベートチェーンでの承認を必須とすることができます。

 

またハリケーンIrmaがこの前アメリカですごかったですが、そのときも天気オラクルがハリケーンを確認し、IoTオラクルがその家の持ち主のダメージを観測するとして、その情報を保険会社のブロックチェーンが損害に対する支払いを自動でトークンで実施することができます。

 

分散型の取引所のparachainができたとすると、Zcashのparachainを使って、匿名でビットコインの預入れができるようになります。(ビットコインでもZero knowlede proofが使える。)

 

トランザクションを複数レイヤーにしてスケーラビリティ問題に対応するのは新しくて、NEMなんかは最近利用用途やICOが増えてきて将来スケーラビリティ問題に直面する気がしてきているので、それらブロックチェーンへのソリューションとして良いものが出てきたという印象です。

 

またGavin Woodがリードしているプロジェクトなので期待をしているところです。

他にもvalidatorとか触れなきゃいかないところがありますが、次回ポストでまとめます。

Medium-of-Exchangeトークンモデルの価値評価 (Vitalik Website)

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画像

 

イーサリアム創始者のVitalik Buterin のwebsiteの記事を和訳し、少しわかりやすく意訳しました。

On Medium-of-Exchange Token Valuations

 

 

最近の多くのトークンセールプロジェクトの中で一般的になっているトークンモデルの1つが、「network medium of exchange token」(交換用トークンのネットワーク媒体モデル)です。

この種のトークンを扱うプロジェクトのピッチは、多くは次のような感じになります。

 

「私たち開発者は、”ネットワーク”を構築していて、これを使えば新しくていいことができます。これはシェアリングエコノミーのスタイルのシステムです」

「このネットワークは純粋に売り手と、買い手がセットでいて成り立っています。(売り手は、あるプロトコル内のリソースを提供し、買い手は、この両方コミュニティによって完成したサービスを購入します。)

しかし、このネットワーク内での購入と販売は、私たちが発行する新しいトークンで行われる必要があります。そのためこのトークンは価値を持ちます。」

 

売り手となるのが、開発者自身であれば、これは納得のいくものであり、Kickstarterスタイルのプロダクト販売と本質的に非常に似ています。実際そのトークンは、開発者が提供するサービスにより価値が決まっていきます。

 

単純な経済モデルで何が起こっているのかを説明すると、上の例をより詳細に説明することができます。

開発者が$ x(という価格)で彼らの製品をリリースしたいとします。そしてN人の人々がその製品を評価し、かつN人の人々は「開発者が製品に完成させることができる」と信じている、とします。

 

開発者はセールを開始し、$ w < x となる $w(という価格)でN個を売り上げます。つまり合計収益は、$ N * wとなります。

開発者は実際に製品を作り、買ってくれた人に提供をしました。

これであれば最終的に購入者も、開発者もお互い満足の結果になります。この時、やれなければよかったというようなことは誰も感じず、全員の期待が満たされます。この種の経済モデルは明らかに安定していると言えます。

 

 

ここで、”medium of exchange”(交換の媒体)トークンを使った場合を見てみましょう。

N人の人々は、分散ネットワークにできる製品に対して、「$xの価値だ」と評価します。その製品は$ w <xの価格で販売されます。

N人の人々は $wという価格相当のトークンを買うことになります。

そして開発者は、ネットワークを構築します。

そして売り手が、ネットワーク内で$ wの製品を提供し始めます。

買い手はトークンを使ってこの商品を購入し、$ wのトークンを費やして$ xの価値を得ます。そして売り手はこの製品を作るのに、$wよりも低い、$ v <wのリソースと労力で、$ wの価値のトークンを持つことになります。

 

 

 

ここで、経済モデルのサイクルが完了していないことに注意してください。そして実際、そのサイクルは完結することはないのです。トークンがその価値を持ち続けるためには買い手と売り手の継続的な流入が不可欠です。

 

厳密に言えば、その流入とは必ずしも無限に継続的である必要はありません。もし売買が発生する各ラウンドにおいて、「次のラウンドがあるという可能性」が v / w 以上の場合にはこのモデルは機能します。例え誰かが最終的に騙されるとしても、個々の参加者がその騙される人になるリスクは、参加して得られる利益よりは低い。

もちろんトークンは、v / w < f < 1 となる因数 f を掛かることにより、各ラウンドで価値が0になるまで下がる可能性もあります。しかしそうなってもトークンセールに参加しようと思う人いる可能性もあります。

したがって、モデルは理論的に実現可能ですが、単純な「販売者としての開発者」モデルよりも、このモデルがいかに複雑で難しいかが分かります。

 

 

 

伝統的なマクロ経済学には、medium of exchange(交換の媒体)を評価しようとする簡単な方程式があります。

 

MV = PT

 

与式において:

Mは総貨幣供給量です。つまり、コインの総数です。

Vは「お金の速度」です。つまり、コインの所持者が毎日入れ替わる回数

Pは「価格水準」です。これは、商品やサービスの価格をトークンの観点から表したものです。通貨の価格の逆数です。

Tは取引量です。:1日の取引の経済的価値。

 

簡単な例で式を立てると:

もしNコインがあり、1日にM回ずつ所持者が変われば、これはM * Nコインの、1日に取引される経済的価値です。もしこれが$ T相当の経済的価値を表すならば、各コインの価格はT / M * Nなので "価格水準"はこれの逆数、M * N / T となります。

 

より簡単な分析のために、2つの変数を使うことができます。

 

・1 / Vは、ユーザがコインを使用して取引を行う前の時間である「H」と表現できます。

・1 / Pは、通貨の価格である「C」(C =コストと考える)と表現できます。

 

そうすると、与式が:

 

M / H = T / C

 

MC = TH

 

となります。このとき左辺は、とてもシンプルで「時価総額」です。右辺は、1日に取引される「経済的価値」に、ユーザーが取引するまでコインを「保持している時間」を掛けたものです。

 

 

 

これは”定常状態”のモデルであり、ユーザーの数は変わらないことを前提としています。しかし、実際には、ユーザーの数は変わる可能性があり、それによって価格が変化する可能性があります。ユーザーがコインを保持する期間も変わる可能性があり、ともなって価格も同様に変化する可能性があります。

 

 

ユーザーに与える経済的影響をもう一度見てみましょう。普通のETH(またはビットコイン、またはUSD)ではなく、組み込みのトークン(例えばappcoin)を持つアプリケーションを使用することでユーザーは何を失っているのでしょうか?

これを表現する最も簡単な方法は、”implicit coist”(暗黙のコスト)であり、そのようなシステムが課した、コインをユーザーがその期間保持するためのコストです。

 

このコストには、認知コスト、交換コストとスプレッド、取引手数料などの多くの要素があります。この暗黙のコストの特に重要な要因の1つは、予想損失(期待損失)です。もしあるユーザーが、appcoinが年間1%だけ成長すると予想し、その他の選択肢が年間3%増加すると予想し、5日間$20のappcoinを保持した場合、約20ドル* 2%* 5/365 = $ 0.0054の予想損失(期待損失)です。

 

この洞察からまず言える結論の1つは、appcoinが非常に多くの多重平衡ゲームであることです。 もしappcoinが年間2%で成長すると、手数料は$ 0.0027に低下します。これにより、アプリケーションの「デファクト・フィー」(事実上の手数料)が2倍安くなり、ユーザーが増え、価値が高くなります。しかし、もしappcoinが年10%で落ち始めると、 "事実上の手数料”は$ 0.035に増加し、多くのユーザーを追い払うことになります。

 

これは市場操作者に機会を与えてしまうことにつながっています。つまり、市場操作者は、単に1つの均衡に対抗してお金を浪費するわけでなく、1つの均衡から他の均衡に、うまく通貨を振り向けることができ、そのシフトの中で市場予想から利益を得ることができる可能性があります。

 

また、パスの依存性が大きく、確立されたブランドにとって大変重要となります。 ちょうど、Bitcoinブロックチェーンのフォークのどちらが、Bitcoinと呼ばれるかを争う、壮大な戦いを目の当たりにしています。

 

 

もう一つの重要な結論は、appcoinの時価総額は、保有期間Hに大きく依存するということです。もし誰かが非常に効率的な取引所を作ったとしましょう。するとユーザーがリアルタイムでHを購入してすぐにアプリケーションで使用でき、売り手がすぐに現金を出せるようになるとすると、時価総額は急落します。

もし通貨が安定している、または見通しが楽観的に見える場合、そこまで問題ではないでしょう、なぜならユーザーはそのトークンを保持することで不利に感じていないためです。(つまり、「事実上の手数料」はゼロ)

しかし見通しが悪くなり始めると、先程までうまく機能していた取引所が、その通貨の悪化を加速させてしまいます。

 

 

人々は取引所というのは本質的に効率が悪いと思っているかもしれません。ユーザーはアカウントを作成し、ログインし、コインを入金し、36承認を待ち、取引、ログアウトと、ばならないと考えるからです。

しかし実際には、「効率の良い取引所」はもうすぐ実現するでしょう。ここでは、スレッドが立っていて、完全な自律的な同期オンチェーントランザクションの設計について議論が行われており、「トークンAをトークンBに変換し、受け取ったトークンBを使用して何かをする」ということが単一のトランザクション内で実現できる、と議論されています。他の多くのプラットフォームも今まさに開発がされています。

 

 

これらのことが示すことは、「トークンの価値をサポートするためmedium of exchange議論に完全に頼ることは、お金を印刷しているかのようになり魅力的だが、その考えは非常に脆い」ということです。

このモデルを使用するプロトコルトークンは、トークンを保持する暗黙のコストがゼロである非合理性および一時的な平衡により、しばらくの間持続すする場合もありますが、常に崩壊するリスクが避けられないようなモデルなのです。

 

 

では代替となるのは何なのでしょうか? 1つのシンプルな代替方法は、「アプリケーションがインタフェースで手数料をシンプルに回収する」というetherdeltaのアプローチです。

1つのよくある批判は:「でも誰かが手数料を取るためにインターフェイスをフォークできませんか?」というものですが、言い返しとして、「あなたのプロトコルトークンをETH、BTC、DOGEなどなんでもに置き換えるために誰かがインタフェースをフォークすることもできます。」というものです。

さらに良い主張としては、「それは難しい、 なぜなら”海賊"バージョンはネットワーク効果のための "公式"バージョンと競争しなければならないので。」ともいえますが、

「手数料を払わないクライアントとのやりとりを拒否するような、手数料を払う公式クライアントを簡単に作成することもできます」ということもできます。

 

この種のネットワーク効果ベースの施行は、ヨーロッパやその他の地域で付加価値税が一般にどのように施行されるかと似ています。公式クライアントの購入者は公式クライアント以外の販売者とは交流しません。公式クライアントの販売者は公式クライアント以外の購入者と交流しません。

なので、手数料を回避するためには、多数のユーザーが一気に”海賊版”クライアントに切り替える必要があります。これは完全に堅牢ではありませんが、新しいプロトコルトークンを作成するアプローチと同じくらい優れていると言えます。

 

もし開発者が、最初の開発に必要な資金を集めるために前倒し貸付したい場合は、支払われたすべての報酬でトークンの一部を買い戻してそれをバーンするという性質を持つトークンを販売することができます。これにより、トークンの価値が、「システム内で費やされる今後の手数料の将来の期待値」によって支えられます。

ユーザーにユーティリティー・トークンを使用して手数料を支払うようにし、ユーザーがトークンをまだ持っていなければインターフェースが取引所を使用してトークンを自動的に購入するようにすることで、上の設計をより直接的なユーティリティー・トークンに変換することができます。

 

重要なことは、「トークンが安定した値を持つためには、トークン供給にシンク(掃き溜め)を持たせることが、非常に有益である」ということです。つまり、トークンが実際に消え、合計トークン量が時間とともに減少する設計のことです。この方法では、ユーザーが、変動が大きく計算の難しい「事実上の手数料」ではなく、より透明性が高くてわかりやすい手数料を支払うことになります。またこの方法では、プロトコルトークンの価値は何であるかが明らかで、わかりやすくなるのです。

 

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以上です。和訳のリクエストあれば、Twitterまで:)

twitter.com

 

NEMユースケースにみる未来| NEMプロジェクトが世の中を変えていく

Bitcoin/Monacoinが高騰し、特にMonacoinはものすごい勢いをコミュニティ共に見せてくれているところではあるが、NEMもこれからということで、今回は進行中のプロジェクト(一部完了して実用できるものも含む)を紹介していく。

BLOCK-CON 2017などに参加し多忙なJeff氏から珍しく返信があり、少し話すことができた。LA行きたかったなぁ。)

NEMそのもの機能や思想は、前回こちらに書いたので、まだ読んでない方はぜひご一読頂きたい。

NEMの2つの特徴 | そしてそのブロックチェーンは、世の中を変えていけるか #NEM(XEM) - The Coffee Times

 ここで書いた、簡単という特徴のおかげで以下のプロジェクトが片手間でも進んでいる。

 

PacNEM

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トークナイズドされたゲームである。一人の開発者が平日夜と週末に作っているようだ。

ゲーム内ではNEMモザイクのトークンを使う。その用途はゲームを開始するためであるが、ゲーム内でのパフォーマンスが良いとさらにトークンがもらえて、友達にも上げることができる。(前回記事でいうところのTransferableなトークンである)

 

また「今日の1番高いスコア賞」など、何かしらの特典としてもらえる称号トークンも出て来るようだ。(それはNon transferableにして人には渡せない設計になるのだろう)

・pacnemのブログ:https://blog.nem.io/pacnem/

 

Game into Blockchainは個人的に面白いと思っていて、さらにVRを掛け合わせると色々なユースケースが思いつく。ちなみにNEM関連のゲームは他にもXarcadeというのがあり、なかなか味のあるゲームだが、地味に期待を寄せている。

 

 

Woo Commerce XEM payment

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Webサイトで一番使われているワードプレスに組み込むことでXEM決済に対応できるようになる。ECサイトのみならず、個人がブログで何かを発信していくときに大きな役割を果たす。

 

NEMp3

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ミュージシャン兼エンジニアな人が創ったNEMp3。上で述べた個人の情報発信をブロックチェーンと仮想通貨で実現している。ユーザ情報はすべてNEMチェーン上で暗号化される。XEMで彼の音楽を買ってダウンロードできる。ちなみにRubyを使って書かれているが、GET http requestができるかぎりどの言語でもOKで、RESTful APIのよいところだ。

 

LuxTag

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高級品の証明書をブロックチェーン上に創るサービスでUpdatable, Transferableなのが売りだ。こちらについては以前詳しくまとめたので、ぜひぜひ読んで頂きたい。

LuxTagについて ーNEM関連の有望プロジェクトは、活躍の場を広げることができるかー - The Coffee Times

 

NEMid

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BitIDのNEM版だ。アプリやWebサイトにログイン認証する際にNEMネットワーク使うもので、表示されるQRコードにNEMウォレットで読み取れば認証完了となる。

BitIDを使ったサイトを見ればイメージが掴めるだろう。

  

ioNEM

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NEMidと同じ開発者が作っている。Appostilleで証明書とIotデバイスを紐付け、その証明書に所有者だけが、Iotデバイスを操作できるということらしい。

例えば私がコーヒーメーカーの証明書をもっていたら、コーヒーメーカーのOn/Offは私だけが操作できるという具合だ。現状のIotデバイスでは鍵などが想起されるのだが、本格的なIot・AI化が進んだ場合は、多くの機械が自ら仕事をするようになるため、Proof-of-exsistanceが果たす意味は大きい気がしている。

IoNEMのGitlab:https://gitlab.com/nikhiljha/ionem

 

LAND STEAD

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市民にIDとなるトークンをつくり、所有物・財産を管理・譲渡できるというもの。アセット、プロパティの情報をブロックチェーン上にのせて運用する良い例で、トレストさんの記事がよくまとまっている。

トレンドストリーム:http://www.cryptostream.jp/nem-landstead-4308/

 

 

NEM Authenticator

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2FAの認証ができる Decentralized 2 Factorである。Google Authenticatorなどと同じようにスマートフォンにダウンロードして使うイメージ。例えばデスクトップPCでトランザクション作ったときに、このアプリがポップアップしてきて「本当に送りますか?」という感じ聞いてくる。そうすることで、なりすましが自分の意図しないトランザクションを作ったとしても、食い止めることができる。 

  

NEM krs

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NEM Key Recovery Service略であり、プライベートキーの復元を方法を模索する。プライベートキーをなくす、忘れるというのは深刻な問題でありつつも頻繁に起きている。クリプト界隈全体の課題である。パスワードを忘れても教えてくれるような、中央集権世界に慣れているからだ。先日「デジタル・ゴールド」を読んだが、やはりBitcoinが誕生してからこれまで、一貫してこの問題に頭を悩ませてきたことがわかる。(この本はおすすめで、実話だが物語として面白く、Bitcoinの歴史がわかる) 

 

ペットの名前は、母親の名前は、などたくさんの質問に答えたらwebhookを取得でき、そのwebhookを使ってプライベートキーを取り戻すというものらしい。

画像:NEMkrs Github

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NEM MicroWallet 

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Crome extentionの上に作られたウォレット。NEMネットワークが複数レイヤーであるからできることだ。

 

NEM Pay

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XEMを含むモザイクのためのモバイルアプリのウォレット。Android, iOSどちらもIonic Viewなどで使えるが非エンジニアではまだ使えない。しかし個人的には期待していて、これがあればトークンが簡単に使えるようになる。(現状はNanoWallet一択である)

オープンソースなので、mosaicで何かアプリケーションを作りたい場合は編集し応用できる。

 

XEM sign

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分散型署名コントラクトである。マルチシグのトランザクションに署名をしてくれるクライアントである。このクライアントにより、ペンディングされたトランザクションを、予め定めたルールにもとづき署名してくれる。

セキュリティにはマルチシグが欠かせないが、毎回それを署名すると非常に大変な場合、この条件なら署名する!と予め設定し、それに則って署名をすることができるものである。 

例えば、少額のXEMを配るFaucetを作ったとして、訪問者がその蛇口をひねったとしよう。するとXEM Signのクライアントが

・今日、何XEM配ったか

・あとどのくらいXEMが残ってるか

などを見て条件をクリアした場合にのみ自動で署名し、トランザクションを作るということが可能になる。その他に、アカウントのブラックリストホワイトリストを決めてフィルターできたり、1日、1週間でいくらまで、などconfig fileに細かな設定をしてあげることができる。分散型署名コントラクトを使えばできることは広がりそうである。

 

ここ1年でNEM関連サービスはどんどん形になってきた。これからもさらなる躍進を期待し、私も楽しんで頑張って行こうと思う。

 

 

投げ銭は泣いて喜びます.

BTC : 19MnRNP7PEbkkGdL3LqdyuYHaPyj7xA7Eh

f:id:CoffeeTimes:20171015231851p:plain

XEM : NDSKVY-BT4T6R-AGR6DV-PFOWX6-73UIMB-TGWFJD-6NBG

f:id:CoffeeTimes:20171015231733j:plain

 

 

 

 

NEMの2つの特徴 | そしてそのブロックチェーンは、世の中を変えていけるか #NEM(XEM)

 NEMの良い点にフォーカスし単純にして書こうと思ったのが動機である。最近では知名度があがり、さらに日本では熱心なコミュニティのおかげで、加熱と思えるほどの盛り上がりを見せている。しかし未だに価格に対する情報が先行し、創り出そうとしている未来や、それを可能とする技術と思想について書かれることがあまりに少ない。

そこで基礎的な情報から、2017年10月時点で新しい情報についても書いてみたので、お時間のある際に読んで頂きたい。

 

さて端的にいうと、NEMの良さ・特徴とは、ブロックチェーンインフラとして、

1)セキュア、2)簡単という点である。

 

(前提として、NEMはゼロから100%新しいコードで書かれている。既存プロジェクトのフォークではない。NEMが生まれる前、一般的にブロックチェーン上での実装は難しいものであり、ブロックチェーンはどうあるべきかを3人のCore developersたちは考えた結果、ゼロからコードを書き始めることに決めた。それゆえ今日では他のブロックチェーンとは一線画す利点を持っている。もちろん開発者たちが優秀だからでもある。)

 

セキュア

NEMはセキュリティが優れていると一般的に言われている。価値のインターネットと称され、インターネットの上に資産情報が載る仮想通貨では、セキュリティの重要性はいくら強調してもしすぎることはないだろう。

NEMでは、EigenTrust++というノードの重要性の決めるためのアルゴリズムを採用しており、ネットワークのセキュリティを強くしている。さらに局部的スパム防止の手法を用いており、ネットワークの処理能力が限界になったときに、スパムを試みるノードのみをシャットダウンさせることができる。これらは他の暗号通貨にはないNEM独自の特徴だと言える。

さらにNEMは2層構造の設計がされているため、ウォレットを使いたいとき、ノードやブロックチェーンのコピー・同期を必要としない。ノードに接続しさえすれば、すべての機能をセキュアに使うことができる。

 

さらに2016年6月のTheDAO事件以来、「全てのスマートコントラクトはブロックチェーン上に置かれるべきではない」という思想に自信をもっているようである。

Ethereumではスマートコントラクトを自分自身ですべて書かないといけないし、それは開発者でないとできない、しかも正しくスマートコントラクトをプログラムとして書くことは非常に難しいことだ。

(それでもEthereumはものすごい発明だし、批判しているわけではない。Ethereumもものすごい数のEIP(改善提案)が議論されていて今後よりよくなっていくはずだし、多用途で柔軟性の観点で言えば間違いなくNEMを凌ぐ。)

Nem.ioVPを務めるJeff氏も、「Ethereumは大好きで将来性もあり素晴らしいが、扱いが難しいため、テストや成長に時間を要すると思う。一方NEMはもう準備ができていて実用フェーズにある」と言う。

 

それではそんなセキュアなノードたちを構築するインセンティブは何かと疑問に思う人もいるかもしれないが、そのインセンティブこそSuper nodeプログラムだ。帯域等の基準を満たした "良いノード" に対し、毎日報酬が支払われる。この資金はnem発足当初にSN用としてリザーブされていた。
将来このスーパーノードの報酬源が尽きた時はどうするのか?という議論は現在もされていて、財団から新たに支払われるとか、その頃には取引量が多く取引手数料でまかなえるだろう、など、いくつかの案が出されている。
(ちなみにこのスーパーノードを代行で行う "マスターノードバンク"というサービスも出ている。
https://www.masternodebank.com/)

 

またこれは参考であるが、ある調査結果がセキュリティの堅牢性を示した。

画像:

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これは中国の非営利団体サイバーセキュリティセンタ:China Certの調査である。

この調査では赤色が深刻な問題、青色が問題を示しているが、NEMは注目に値する結果を出している。赤色はなく、青色の問題も他のプロジェクトと比べて少ない。毎1000行のコードのうちバグは0.28とトップクラスを誇る。

もちろんこの調査がすべてのプロジェクトを対象としているわけでなく、これが結論を言うには早すぎるが、高い堅牢性を証明する1つの例である。実際に(今のところ)致命的な問題で障害を起こしたことはない。

この理由はCore Developersたちがテストを頻繁に行っているからだと彼らは言う。モバイルウォレットはwebサイト上でSoonと表記されてから1年ほどの年月が経ってやっとリリースされるほど長引くこともあるが、その分時間をかけてテストしている。だから出したものは安定している。

 

簡単さ

これがNEMの特徴としては大きい。つまりDeveloperのための環境として簡単に扱うことができる。そしてそれを実現可能にしているのは、APIである。APIがあるプロジェクトは、ない場合とくらべて開発が楽になる。(まだAPIが親切でなく解析に時間がかかるという声やバグもあるという声もあるが)

開発者がわざわざ新しいコンピュータ言語を学ぶ必要も、スマートコントラクト書く必要もない。デベロッパーとしての最低限のレベルであれば触れる状態になっている。

これを裏付けるストーリーとしてよく海外のMeetupJeff氏が話すエピソードがある。

 

韓国で開発者コンファレンスを行った。1時間の間、nemとは何かを話し、APIの使い方を伝えた。

その後、あるタスクを課した。「nemアカウントとtwitterアカウントをリンクさせてnano wallet内にモジュールとしてアプリを建てる」という課題で、うまくいった人にはbounty(報奨金)をあげるというものだ。

すると、ある開発者から次の日の朝、成果物が届いた。彼は徹夜して1日でやってのけたのだ。

さらに彼はNEMをそれまで聞いたこともなければ、ブロックチェーンでの開発経験も何もなかった。それでも完全に暗号技術・NEMブロックチェーンを使ったものが出来上がった。

 

この開発の容易さは、他のブロックチェーンのそれとは大きく異なっていて、NEMがメインストリームでのブロックチェーン活用を目指すという思想がわかる。

だからこそ、この記事で紹介している、いくつものプロジェクトが立ち上がっている。そしてそれらの開発者は片手間に、仕事の合間や週末に開発していることがほとんどであるという。

その進行中のプロジェクトの前に、nemの標準機能として提供されているものも紹介するが、操作者ユーザにとっても簡単に操作でき、基本クリックで実現する。

 

 

nano walletで提供される標準機能 

 

スマートアセット(モザイク)

NEMでは普通の人が、簡単にトークンを作れる。自分の通貨、例えば " CoffeeTimesコイン " を作ることができる。NEMの場合これらトークンをMosaic(モザイク)と呼ぶ。クリックするだけで、基軸通貨XEMと性能の変わらないモザイクを作れるのだ。(XEMもモザイクの1種である)

簡単に作れることに加えて、その拡張性も高く、かつ簡単に設定ができる。 

 

モザイク特徴1.転送可用性の有無(Transferable/ Non transferable)

画像:

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作り出したモザイクは、誰にでもどのアドレスにでも流通されるようになる。上の画像でいうとBillがBillcoinを作り、それが誰にでも送ることができる。

しかしすべてそうする必要はない。例えばエストニアが電子市民権e-Residency

の申請ができるようになったが、その証明としてのトークン、パスポートとしてのトークンなどを作った場合、流通されては困る。そこで、「トークン作った人にだけ送り返すことができる」とか「誰にも送ることはできない」などの設定ができるのだ。

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また期限付きの権利をモザイクで与えたとして、期限がきたらeipireトークンを送りつければ良い。そのアカウントをブロックチェーンで確認すればそれがわかるからである。これで様々な権利を電子化・トークン化したり、二次流通市場を整備したりといったことが可能になると考えられる。

 

モザイク特徴2.徴収(levy

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さらにlevy(日本語で徴収するの意)の機能がある。このモザイクが送信された際に、手数料とは別に、モザイクの発行者に税金が自動的に送られる機能だ。

例えばCoffeeTimesコインを作って、それが流通すると、その取引の際に毎回税としてXEMが作成者に少量まわされる。つまり、流通するトークンを作った場合それだけで税収が入ることを意味する。

※勝手に送られてきて、要らないから何処かに送ると気がつかないうちに税がとられる、という類のスパムも発生しうる。

 

マルチシグ

NEMは権利の委譲に強みを持つ。例えば、アカウントAさんBさんCさんでチームをつくりICOを実施することにする。ICOで金がいっぱい集まった場合、誰が管理するかという問題が発生する。NEMでは、ICOアカウントを用意しそこに資金を集める。そしてそのICOアカウントのマルチシグネチャは3人すべてが鍵を持ち、「3人がOKしたら出金ができる」、とか「3人のうちABOKしたら」とか、「3人のうちBCOKしたら」など柔軟に編集ができる。

また会社などは人の入れ替わりが常だが、マルチシグの権利を持った人がぬけても、新しい人に鍵を譲渡できる。そしてそれもクリックのみで完結する容易さである。takanobuさんのこちらの記事にマルチシグのユースケースが書かれていて面白い。

 

Apostille

所有権が移転可能な、証明書発行ツールである。これも驚くほど簡単に使用することができる。ドキュメントを本物と証明する場合に有効であり、本物かどうかに加えて、アップデート・所持者の情報をブロックチェーンにおいて監査も譲渡もできる。最近では、COMSAのプレセールした証明として、Apostilleされた証明書が参加者に配られている。またつい最近でApostilleされたファイルをシェアできるツールがコミュニティ有志から出来上がり公開された。

 

 

Aggregate Transaction (複合トランザクション)とアトミックスワップ

次期基盤技術であるCatapult Coreで標準装備される機能うちの1つがこれだ。

同技術を使う予定のCOMSAのホワイトペーパーから説明を引用する。

 

複合トランザクションとは、基本的には複数のトランザクションを一つのセットとしてとりまとめて、該当する当事者のマルチシグが完結した場合に、その全てを「同時」に決済できる機能であ る。注目すべきは、これらはマルチシグによって表記順に実行されるのではなく、最終結果の残高 が有効である限りは「アトミック・スワップ」として「全て同時」に実行される点である。言い換えれば、それはCatapultコアでネイティブにサポートされる、複数当事者間のワンタイム・スマー ト・コントラクトである。これは、APIコールによってコントラクトを執行し、長期的且つ反復的な使用を前提にデザインされる複雑なスマート・コントラクトを書くリスクと重責を払拭するという全くを以て新しい考え方である。更には、ワンタイム・スマート・コントラクトは有効な残高ありきで執行可能か不可能かをデザインするものである。したがって、それは長期的な利用が前提にもかかわらず間違って書かれてしまったスマート・コントラクトに比較して、反復的な攻撃に対しての耐性が高く、損失リスクを最小限に抑える事が可能である。

 

 

 

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具体的なテストの画像だが、ここには3つのトランズアクション、誰が誰に送ったという情報がある。これらをまとめて1つのトランズアクションで処理をするというわけだ。先日、BTCLTCでのアトミックスワップに成功したという盛り上がったが、それを標準装備で実現する。

これまで暗号通貨の取引は、自分が誰かに送金するというPush型であった。それが要求するPull型のトランズアクション始めることができるようになる。

(もちろん勝手に人の資産を「ちょうだい」といって貰えるわけではない。要求をうけた人には通知がいき、その人の秘密鍵で署名が得られれば取引が開始される。例えば、「おれがxxコインほしいんだけど、そのかわりyyコインをこれだけ送る」って通知がきて、受けた人が了承し、署名をすれば、成立。無視すれば、それに関連するトランズアクションはすべて破棄、となる。)

 

この機能が実現する一つの例として、ネットワーク手数料支払いの委任が可能になると言われている。例えば、CoffeeTimesコイン(CT)を作ったとする。それが使えるコーヒー屋も作ったとする。私は友達に5CTをあげる。(1CT= 100円としよう)

友達はコーヒーショップで1 CT使ってコーヒーを飲みたいが、いざ使おうとしたときに使えない。それはネットワークの手数料として支払わなければいけない少額のXEMがないからだ。

ここで従来であれば、BTCを買い、BTCXEMを交換し、XEMをウォレットに移し...という作業が必要になる。しかしこれはあまりにも実用性・現実性にかける。

ここで複合トランザクションを使うと解決できる。友達は、もらった5 CTのうち、少量のXEMに相当する0.2CTを送り、私から1XEMもらうトランズアクションを作り、そのXEMをコーヒーを買うトランズアクションの手数料とする。

つまり実質的にCTさえあれば、取引ができるようになる。これはNEMnano walletに入っているchangellyなどの取引所がネイティブにサポートするのかは不明だが、作ったトークンが自由に使えるようになる未来を見て設計がされている。Catapultは18ヶ月開発を続けているが、COMSAホワイトペーパーにはこうあり、間もなく登場する予定だ。

この新機能は、まずCataputバージョンのmijinプライベートブロックチェーン製品で公開され、2018年にはNEMのパブリックブロックチェーンにも導入される予定である。

以上、大変長くなったが、NEMの良さであるセキュア・そして簡単という点から、今できる機能そして近い将来に実装される機能に触れた。

 

またこちらに、NEMのユースケース・プロジェクトを書いて解説したので、ぜひ読んで頂きたい。

NEMユースケースにみる未来| NEMプロジェクトが世の中を変えていく - The Coffee Times

 

投げ銭は泣いて喜びます..

BTC : 19MnRNP7PEbkkGdL3LqdyuYHaPyj7xA7Eh

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XEM : NDSKVY-BT4T6R-AGR6DV-PFOWX6-73UIMB-TGWFJD-6NBG)

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LuxTagについて ーNEM関連の有望プロジェクトは、活躍の場を広げることができるかー

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先日日本でNEMのMeet-upが行われた。自分にとってオフラインの集まりはほぼ初めてであり、(3年前にいった六本木のPinkcowの東京Bitcoin会議以来かなw)会話をする中で、日本の界隈の状態について気づきや面白い発見が多かった。例えば新しい人がどんどん入ってきていて、Bitcoinすら持ったことがない人がCOMSAのICOに参加しようと思ってる人いる、などである。

自分は当日はLuxTagについて少し触れたが、文章にまとめたかったのと、当日話わすれたことも少しあるので、短文でまとめることにした。

 

LuxTagとは

物理的なモノ、特に高級品の ”存在” およびその ”所持者” が誰であるかを証明するサービスである。ブロシュア(ピッチイベントとかにおいてあるパンフレットのこと)には「Proof of Ownership & Genuinity using Blockchain Technology」と書いてあるがまさにその通りである。つまり、改ざんできないというブロックチェーンの特徴を使い、高級品が本物であること、そして誰が所持しているのか、という情報をLuxTagで参照できるようになる。

このプロジェクトを遡ると、2016年11月のイベントあたりから始まったようである。

http://www.paymentconference.asia/

会社の拠点はCyberjaya マレーシアにあり、NEMのプロジェクトとして生まれたが、法人化もされLinkedinにも情報がのっている。

NEMのプロジェクトの中でもっともアクティブなプロジェクトと言える。NEM.io Foundationの公式ページでも、NEMのプロジェクトとしてリストされている。

プロジェクト一覧: https://nem.io/community/projects/

ちなみに他にはAppostilleやNEM PAYなどがある。と書いているうちに更新があり、数が倍増している。(自分が普段たすけてもらっている友人のなむやんさんのNEM Faucetも載った!)

 

特徴

存在証明のProof of Exsitenceというコンセプトは、FactomとEverledgerをはじめ2012年から流行りだした。それらはメッセージによる存在証明であったが、LuxTagのホームページによると、We are different と強調されている。違う点は、ブロックチェーン上のアカウントをつくり、製品と紐付けるという点だ。それにより譲渡や分割も可能である。A→Bへの譲渡の際は、Bをマルチシグ権限追加し、譲渡元Aの権限削除し実現されるのだろう。権限の委任、譲渡にフォーカスし設計がされているNEMだからこその機能である。

またパブリックチェーンとプライベートチェーンの使い分けも可能だ。製造業など顧客の情報や製品のデータを外部に晒したくない場合は、プライベートチェーンでの実装できる。もちろんmijinだろう。

そして彼らのサービスは現在特許出願中となっている。

 

なぜやるのか

さてなぜ彼らはこのようなサービスを提供するのだろうか。これは、高級品を調べるとわかることだが、意外と証明書はなかったり、あったとしても証明書が偽物であったりするらしい。また高級品は盗まれたり、それを不当に二次流通市場で取引されたりという問題がある。そういった問題を解決するためのサービスだ。消費者はブランドをより信頼でき、企業はビッグデータを得ることができ、市場からもフェイク商品が排除される。

 

ビジネスモデル

彼らのブロシュアとプレゼンを見る限り、クライアント企業のモバイルアプリやWebアプリにLuxTagのプロダクトを埋め込む、もしくは作ってあげるようだ。特にクライアント企業に何か新しいことをしてもらう必要はない。

  The use of the LuxTag system generally does not require additional operational workloads for our clients. We encourage embedding the system into a mobile app & environment which is either already deployed - or one we will support to create

 -LuxTag brochure より-

 

そしてその実装にかかったお金を仕事量に応じて請求するというモデルであり、テイラーメイドのため金額は異なる。また実装後のメンテナンスも請け負っており、いわゆるサブスクリプションモデルでも収益を得る構造だ。

さらにすでに市場に流通している製品についてもLuxTagシステムを適応できるらしい。やり方はまったくわからないが、そう記されている。

画像:

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クライアント企業のメリット(時計メーカー等)

LuxTagと提携する企業のメリットとして自社商材を本物を証明でき、消費者の信頼を勝ち取れるというメリットの他に、ビッグデータを入手できるというメリットもある。修理の周期や特定のモデルに対してどのくらいの頻度または期間で手放されてしまうのか、というデータがとれる。個人的な感想だが、それに対するリテンション活動(解約や売却を防止するための活動)はどの程度効果的だったか、というさらなる1次データを取得できる。また車や、デバイスなど用途は広く、テイラーメイドに対応すると謳っている。

 

プレゼンス(活躍度合い)

冒頭、NEMのプロジェクトの中でもっともアクティブなプロジェクト、と自分が言った理由を説明するため、例をとりあげる。主にマレーシアで公のピッチイベントに参加しており、代表的なのが以下の hakernoonだ。

https://hackernoon.com/luxtag-powered-by-nem-blockchain-presents-at-premier-regional-blockchain-event-bloktex-2017-366285614423

 

また、すでに終わってしまったが、マレーシアの大学で行われたTED Talkにも出ていたようだ。これにはNEMのVPのJeff氏がスピーカーとして登壇したようだ(彼とは以前メッセージでよくやり取りをしたが、すっかり有名人になり、多忙のあまり返信が中々こなくなった)。

資金調達にも成功している。これはNEMの基金に応募してコミュニティ投票の結果、集めた資金であり、約650kドル(7000万円)相当と言われている。

https://www.econotimes.com/Blockchain-certification-solution-LuxTag-raises-650k-from-NEM-Startup-Funding-Programme-896546

 

また日本の経産省のプログラムに参加するため、きたる9月28日~10月6日にチームが来日するらしい。「調達したお金で日本トリップ!」だったら笑えたのだが、どうやらそうではなく省庁の公式なプログラムらしい。(※調達したお金でトリップは、界隈の人しかわからないネタである)

経産省のプログラム: https://nemflash.io/luxtag-visits-japan-paid-japanese-government/

 

この9日間では、ワークショップやSoftbankなどの大企業訪問、CEATECへの参加などが含まれる。

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CEATECを見に行こうと思うので、S11ブースを見に行くつもりだ。

クリプト圏外の既存ビジネスが使えるサービスを提供することは、界隈にとっては非常に大切である。LuxTagはスペインの時計メーカーとパイロットプロジェクトを始めるようだが、そういった試みは界隈を勇気づけている。(meetupではスペインではなくスイスと間違えて言っていましたので、訂正します。)今後も活躍の場を、クリプト圏外へ、そして世界へ広げていってほしい。

 

ご一読ありがとうございました。