The Coffee Times

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暗号通貨のクリプトメルマガを始めた

暗号通貨のクリプトメルマガを始めました。無料です。

ブログで解説する記事も増えてきたし、何か人とは違った形で発信してみたかったのがきっかけです。

また元Microsoftの中島聡さんのメルマガに感動していたので、同じようにテキストとスマホの相性をいかした情報を発信をしてみたいと思いました。

メルマガと聞くと超怪しいですが、真面目に綴っていきます。

 

基本構成は以下です。

 

・Last Week in Crypto

海外のニュース記事や、論文の紹介

 

・今週の学び

専門用語のテクニカルレベルの解説

 

・相場コーナー

相場で面白かった点を考察

 

・Q&A

 

これ以外にも、何かあれば書いていきます。

長く続けることを目標に、ゆるくやっていきます。毎週、月曜朝6時30分に届けるようにやってみます。ゆるく。

 

第1号は、明日12月25日クリスマスの日になります。w

 

 

「チャネルファクトリー」はペイメントチャネルをより効率的にしうる

 

Bitcoinはスケーラビリティ問題に直面していて、マイクロペイメントチャネルがさばけるトランザクションレートとスピードを上げるので、解決策になりえる、と言われています。しかし、すべてが解決というわけではなく課題もあります。

例えば、マイクロペイメントチャネルは固定の額の資金を、それぞれのチャネルのマルチシグウォレットに入れておく必要があり、チャネルを作るとき・閉じるときにそれぞれトランザクションが必要になる、などです。

それらの課題に取り組む研究がいくつかされていますが、最近発行されたスイスの大学・Blockstream著の論文である提案がされました。ブロックチェーンとペイメントチャネルの間に新しいレイヤーを実装するというものです。

 

 

 

 

マイクロペイメントチャネルとは何か?

この論文では、マイクロペイメントチャネル・ネットワークでの課題を2つあげています。1つ目はブロックチェーンのキャパシティ、2つ目がチャネル開閉のためのウォレットにロックされた資金です。

これらに対する解決策を見る前に、マイクロペイメントチャネルについて説明します。(図は後日追加するかもです)

現在はビットコインブロックチェーンは、非常に少額のビットコインの支払い(マイクロペイメント)を何度も送ることができません。現在は最大ブロックウェイト(ブロックの容量)が4MBなため、平均・秒間10トランザクション以下になってしまいます。

 

ペイメントチャネルでは、まず送信者と受信者が鍵を持つマルチシグのウォレットに固定の額の資金をロックします。そして、ブロックチェーントランザクションを送ることでチャネルが開きます。次にこのチャネル内で、送信者が支払いを何度でも実施することができます。これらの支払いはブロックチェーンに刻まれれるわけではなく(つまりオフチェーンで行われ)、両者のみが関与する支払いです。

 

そしてこのチャネルが閉じたら、「最終的にどうなったか」という残高になるように、結果だけがビットコインブロックチェーンに送られます。

これが、マイクロペイメントチャネルの大まかな概要です。より改良された実装が、ライトニングネットワークで、双方向のペイメントチャネル実装が可能になります。

 

数千というトランザクションがチャネル開閉のための2回のトランザクションのみになるため、大幅な改善といえます。しかしまだこれでも、ブロックチェーンではない既存ペイメントシステムに匹敵するほどにはなりません。

チャネルは2者間でのみ存在するので、もし20人グループのうちそれぞれが、5つのチャネルを開きたいとき、100回ものトランザクションが必要になってしまいます。

さらに、あらかじめロックした資金を超えた場合の解決策がまだありません。

 

 

解決策:チャネルファクトリーについて

この論文で提案されているのは、解決策として新しいレイヤーを組み込むというものです。論文には、「ブロックチェーンとペイメントチャネルネットワークの間にレイヤーを作る。そのレイヤーはチャネルファクトリー(channel factories)と呼び、それにより、関わっている2者が素早く資金のやり取りをできる」とあります。

 

ここで1つ目のレイヤー(ブロックチェーン)と3つ目のレイヤー(ペイメントチャネル)はすでにあるもので、1つ目は資金をロックし、3つ目は実際の送金を行います。提案されている2つ目のレイヤーは、チャネル工場という名の通り、複数が関わるマイクロペイメントチャネルの挙動を管理し、ペイメントチャネルの資金が枯渇しそうになったときに、それを補填するようなことができます。論文では、20個のノードと100のチャネルがあった場合に、90%の節減ができると計算しているようです。

 

チャネルを開閉のその度にトランザクションを作るのではなく、論文の手法では、1回のトランザクションで複数のチャネルを作ることができると書いています。資金は従来のような特定のウォレットではなく、共有ウォレットにロックされるため、このようなことが可能です。さらに資金は、受信者のアドレスのついたメッセージを送るだけで、オフチェーンの送金が可能なようです。

論文で言及されているリスクとしては、グループ内のユーザがチャネルファクトリー(第2のレイヤー)を閉じることができるという点です。人数の大きなグループでは利便性が制限される可能性があります。

また、受信者が署名しないという可能性があります。論文では、タイムロックを設けるか、反則者に罰則を与えるなどの対策が書かれています。タイムロックのほうが効果的なため現在はそちらに注力する可能性が高いようです。つまりタイムロックの時間がすぎたら、現在のチャネルの状態がブロックチェーンにブロードキャストされ(情報が送信され)、チャネルを閉じる、そして罰則はなし、というルールです。 

資金の安全性についてはリスクはないようです。マルチシグのウォレットが、関わっている人すべての署名がされない限り資金は使われないためです。

 

概念的な部分も多いので、研究が進み、また自分の理解がさらに進んだら更新していきます。 

 

https://www.tik.ee.ethz.ch/file/a20a865ce40d40c8f942cf206a7cba96/Scalable_Funding_Of_Blockchain_Micropayment_Networks%20(1).pdf

This New Scaling Layer Could Make Payment Channels Ten Times More Effective — Bitcoin Magazine

 

Ethereumの歴史を1000文字で見てみよう

Ethereumは、2014の7~8月にICOがされました。その後、Ethereum Switzerland GmbHという会社がICOの資金で正式にソフトウェアプロジェクトを開始しました。2015年の7月になりEthereumが公開され当時11.9百万トークンがネットワークに存在していました。

 

それ以来ここ2,3年で大きなアップデートがされてきました。

バージョンでいうと今、Metropolisの1つ目のフェーズです。

この前はというと、2015年7月にFrontierのリリースを迎え、2016年3月にHomesteadというバージョンになりました。

Metropolisの2フェーズ目へのハードフォークは、まだ正式な日程はアナウンスされていませんが、2018年のQ2かQ3になるだろうと言われています。

このアップデートのあと、少なくとも1バージョン控えています。(Serenityという名前の予定)

 

 

しかし、すべてのマイルストーン(アップグレード計画)が遅延なくこなせてきたわけではありません。

最も議論になったのが、2016年にThe DAOICOで150 million USドル(約150億円)を調達したときです。

Ethereumそのものでなく、そこに書かれたスマートコントラクトに脆弱性があり、攻撃され、Ethereumは緊急ハードフォークを実施したのです。

(Ethereum Classicを生み出したハードフォークです。)

これ以来、Ethereumのほうが注目を集めていますが、両チェーンともに争いなく共存を続けています。

 

他にもEthereumネットワークへの攻撃はおきてきました。2016年Q4には連続でハードフォークをし、2つの問題を回避したのに加え、DDoS耐性力が高くなり、ブロックチェーンの膨張も抑えることができるようになりました。

さらには、スパム攻撃者の効率性を限りなくゼロに下げることにも成功したと言われています。

しかし、Ethereumが100%安全でセキュアになったというわけではありません。最近では、ウォレットであるParityのバグがあり、Ethereumが簡単に凍結してしまうという状況が起きてしまいました。

coffeetimes.hatenadiary.jp

この問題は今開発者が頑張っているところですが、まだ解決してはいません。

 

これらの多くの課題が残っているにもかかわらず、Ethereumの価格は今年上がり続けてきました。

これを書いている時点では、時価総額300億ドル(3兆円)にもなっています。3年前にはなかったプロジェクトとしては、驚異的な額になっています。

価格は加熱している感もありますが、ユースケースとしてもインフラとしてもBitcoinとは違い競合するわけではないため、一歩一歩、未来の分散型エコシステムを作りあげていくことに期待をしています。

 

参考 :

https://blockgeeks.com/guides/ethereum/

https://themerkle.com/the-history-of-ethereum-in-500-words/