The Coffee Times

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英語(外国語)を勉強すると脳は賢くなるのか

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英語だけではありませんが、第二外国語を勉強することで脳の動きが活発になるという研究結果が出されました。アルツハイマー等の脳障害にも有効との結果が示されています。

Want to Be Smart? Learn a Foreign Language | Brain Blogger

 

行った実験手法としては、

1、英語とスペイン語のバイリンガル

2、英語と手話英語のある意味バイリンガル

3、英語だけのモノリンガル

の3グループを比べるというものです。結果は、1グループつまりバイリンガルの人の、脳の灰白質の体積が大きかったという定量的指数が打ち出されました。

灰白質とは、中枢神経系の神経組織のうち、神経細胞の細胞体が存在している部位のことで英語ではgray matter と呼びます。

調査によると、バイリンガルの場合、アウトプット時に持ち合わせている言語のうちどれを使うのが一番適切か、そしてその場合どう表現するかという判断をシームレスにアウトプットにつなげる脳の働きが灰白質に刺激を与えているようです。

したがって、2グループの手話ができるある意味バイリンガルな人たちはモノリンガルの人と脳の動きに変わりはなかったということです。

 

さらに第二言語の学習が、白質という前頭葉の領域にポジティブな影響を与えることもわかっています。これによって記憶の定着が良くなったり、老化よるボケやアルツハイマー病を防ぐ可能性が高くなることもわかっています。

また幼児に対しても、学習が与える影響が大きいという結果がでています。経験則的に知られていますが、実験によると生後24ヶ月以内の幼児に2つ以上の言語に触れさせることで、その言語の認知力と語彙力がモノリンガルの人と比べて大きく成長するとのことです。

 

言語を学習するモチベーションは人それぞれあると思いますが、趣味でも立派になりたつくらい素晴らしいものと思います。

 

 

photo credit: IMG_1973 via photopin (license)